利休蔵について

堺に再び酒造りの灯りを。

ご存知でしょうか。かつて堺が日本有数の酒どころであったことを。

堺はその昔、江戸時代「日本有数の酒蔵集積地」として、兵庫県灘地区、京都府伏見地区と並ぶ酒造地域でした。

明治頃には95軒余が酒蔵として商いを営み全国的にも有名な酒処と称され、大正時代までは酒造業が堺の製造業のトップを占めていました。

また、アサヒビールの創業者「鳥井駒吉氏」が中心となり日本初『瓶詰清酒』を考案、流通革新に貢献されました。そのアイデア発案地も堺です。

このように先人たちは数多く『日本最初』を生み出してきました。大正時代にピークを迎えた堺の酒造りは昭和に入ると衰退し1971年には残っていた1軒が閉蔵しました。

堺に再び酒造りの灯りを燈すべく伝統を継承しようと有志が集まり、小規模ながらも「堺の地酒」を復活させることができました。

金剛山系の湧き水が「千利休」を造り出す。

仕込み水は地元、大阪の金剛山系の湧き水を使用。歴史上の言い伝えでは、霊峰と知られる金剛山で修行する行者達がこの湧き水を飲むことで苦行を乗り越えてきたといわれています。

また、地元でも名水として愛され、酒をはじめとする、豆腐や蒟蒻など地元の名産を作る源となっていました。この歴史を育んできた名水が千利休を造り出しています。

こだわり抜いた米。兵庫県産の山田錦。

利休蔵で主に使われる米は兵庫県産の山田錦。兵庫県は山田錦の生産量日本一を誇り、品質においても日本トップクラスと言われています。その理由は兵庫の自然条件が山田錦の栽培に非常に適しているためです。

六甲山の北側の山間部に広がる山田錦の産地は絶好の気候条件を備えており、温暖で日照時間が長く、降水量は少ない。それでいて、六甲山の山々が暖かい空気を遮るので、登熟期の夜温は低く、1日の温度差が10℃を越えるため、稲の実りが良くなります。

また、土壌についても、リンやマグネシウムなどを豊富に含むので、粒張りが良く、心白が鮮明になるといわれています。

利休蔵の杜氏

杜氏の酒造りへの熱い想い。伝統と歴史、そして未来へ。

地元・堺で日本酒を復興させた杜氏。 その杜氏の酒に懸ける想いが利休蔵の美味しさの秘訣です。

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利休蔵の歴史

始まりは明治三十二年。長年引き継がれてきた利休蔵の歩み。

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利休蔵の酒造り

堺らしい地酒を追求し、丹精を込めて造られた日本酒。

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